ゆめちゃんと一緒

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夕暮れは寂しくも、綺麗です

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ゆめの受け持ち患者さんが、昨夜、静かに息を引き取りました。




ゆめは、患者さんの最後の時を一緒にすごしたくて、仕事が終わってからも、夜の9時近くまで病院に残っていました。
次の日も勤務があるので、患者さんに「今日もありがとう、明日、また会いましょう」と声をかけて、ゆめは帰宅しました。
その、一時間後くらいだったそうです。ご家族に見守られながら、静かに、穏やかに、亡くなられたそうです。
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まだその患者さんの意識があるときに、
「○○さんが、今まで生きてきて、一番の幸せってなんですか?」と聞いたことがあります。
「娘が生まれたときだよ、あのときが、一番、幸せを感じたんだよ」と言っていました。

娘さんが、病室にかけつけた時、患者さんの具合が想像以上に悪化していたため、ショックで、涙ぐんでいました。
患者さんと、娘さんと、ゆめと、病室で何時間か、過ごしました。
ゆめと娘さんは、ぽつりぽつりとお話をしました。

そんな中で、ゆめは、患者さんの言葉を、娘さんにお伝えできました。
消え行く命の前では、誰もが、無力です。悲しいです。
・・・でも、ゆめは、この患者さんに、このご家族に出会えて、大切な時間を一緒に過ごせて、とっても、ありがたいなぁと思いました。患者さんの言葉を、娘さんにお伝えできて、よかったです。
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死と向き合うことは、とってもエネルギーが必要です。ゆめは、心も体も、脱力感がいっぱい・・・。
ゆめは、自分の短い人生の中で、何十人もの方の死を、見つめてきました。
でも、慣れることはないんですね。悲しいです。
その反面、死は、自然の流れ、命あるものの、当然の成り行きなのだと、思うようにもなりました。
朝が来て、夕暮れがあり、夜がやってくるように、命も流れるのですね。
美しく、物寂しい、夕焼け空に出会ったような、そんな気持ちです。
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by yume-medaka | 2006-09-03 21:17 | お仕事のこと